World Heritage MAP

30代旅好き女子。 世界中の世界遺産巡りをするのが夢。 このブログから世界遺産に興味を持ってもらえたり、旅行に行く方の参考になるような情報を発信していきます♪

5分でわかる世界遺産❝ジャングルの奥地に潜むアンコールワット❞

世界で人気のある世界遺産の1、2位を争うアンコールワット。ジャングルの奥地にひっそりとたたずむ美しい建造物として有名で、カンボジア国旗にも描かれています。

それではアンコールワットの魅力に迫ってみましょう♪ f:id:eripyonpyon:20190203013717j:image

 

 

アンコールワットとは

 802年〜1431年のクメール王朝時代にカンボジアの北西部で作られた600以上の遺跡群をアンコール遺跡と呼び、その中で最も有名な遺跡がアンコールワットです。1992年ユネスコの世界危機遺産に登録され、2004年に世界文化遺産に登録されました。

f:id:eripyonpyon:20190131142613j:image

 

アンコールワットは、スーリヤヴァルマン2世という強大な勢力を築き上げた王様によって築かれたので、アンコール遺跡の中でも群を抜いて有名な寺院となったそうです。現在でもカンボジアの国旗に描かれているほどなので、この遺跡はカンボジアの方にとって今も特別な場所となっています。

f:id:eripyonpyon:20190131145114j:plain

 

 

アンコールワットの歴史、造られた理由は?

f:id:eripyonpyon:20190203015307j:image

12世紀にヒンドゥー教寺院として30年以上かけて建立されたアンコール・ワットは、ヴィシュヌとよばれる神に捧げられたといいます。ところが国王の死後には、仏教寺院へと改宗されたことでも知られています。

かつてのアンコール・ワットは、現代に見られるような雄大な自然に囲まれた寺院ではなく、人々が暮らす街の中心でした。窪地や道路、寺院で働く人々が生活していたであろう住居に囲まれた生活地であったことが確認されています。

 そんなアンコールワットですが、欧米人によって発見された16世紀頃にはすでに滅亡していたと言われています。なぜ滅亡したのかは諸説ありますが、外部からの侵略によって滅びたという説が有力のようです。

 

 

アンコールワットの魅力は?

石の積み上げだけで造られている

f:id:eripyonpyon:20190203100658j:image

今から約1000年前に作られたにも関わらず、建物に鉄骨も接着剤も使用せず、石の積み上げだけで造っているのです。このような石碑を固定せずに作るなんてすごいですね。台風など自然災害にも耐えられるように造られています。 

 

第一回廊 

f:id:eripyonpyon:20190203014937j:image

アンコールワット本殿の一番外側に位置する回廊で、回廊全域の壁面には8つの異なる物語が描かれています。西側と東側の壁は特に、訪れる時間によって光の当たり方が違い、受ける印象も変わります。

 

十字回廊

f:id:eripyonpyon:20190203014934j:image
第一回廊と第二回廊をつなぐ十字の回廊。4つに区切られた空間は巡礼者たちが身を清めるための沐浴池であったと言われています。また千体の仏像が祀られていましたが、盗まれたり、内戦で破壊されたりと、現在は南側に数体残るのみとなっています。

 

第三回廊

f:id:eripyonpyon:20190203014926j:image

王だけが入る事を許されていた特別な場所です。満月の日に王が神々と対話したと言われており、今でもアンコールワットで最も神聖な場所となっています。なので、一度に入場できる人数が100名に規制されていて、宗教の特別な行事や仏教の日(約1週間に1日ほど)には入場できません。訪れる際は事前に確認してください。

 

逆さアンコールワット

f:id:eripyonpyon:20190203013659j:image

一番有名な写真撮影スポットで、遺跡の前の池に映し出される逆さアンコールワットはまるで絵画のような美しさですね。また撮影の際は、午前中だと逆光になりやすいので午後訪れる事をおすすめします。

 

朝日、夕日に染まるアンコールワット

f:id:eripyonpyon:20190201001617j:image

アンコールワットは太陽の位置を計算して造られていて、秋分と春分、そしてその前後わずか数日だけに見られる光景です。さらに建物までの道に塔の影が真っ直ぐ伸びて行く光景がとても幻想的なようです。

 

 

アンコールワットの観光時期

ベストシーズンは11月、12月、1月です。

 

気温

f:id:eripyonpyon:20190203020543j:image

この時期は月平均気温が26度前後と過ごしやすい気候で、月の降水量も100mm以下と比較的雨も降らずに観光する事ができます。

南国に位置するので気温は年間を通じて25~30度と高いです。特に気温が高いのは4月で月の平均気温が30度を超えます。
沖縄でも平均気温が30度を超える事はないので、沖縄より暑いと考えると結構な気温ですね。

反対に一番涼しいのは12月ですが、それでも東京の7月くらいですから暑いです。
ただ、暑さについては日本のように湿度が高くないので、日陰に入ると意外と大丈夫です。また建物の中に入ることも多いため、そこまで大変でもないかなと思います。

 

天候

f:id:eripyonpyon:20190203020629j:image

また雨季は6~10月、乾季は11~2月で降水量が一番少ないのは乾季の11月~2月頃です。この時期は気温も比較的落ち着いている時期ですので、もし時期を選べるのであればこの時期に訪れるのが良いでしょう。

反対に雨季は6月~10月です。ただ日本のような一日中雨がずっと降っているような雨ではなく、一時的に強く雨の降るスコールが多いです。日本で言えばゲリラ豪雨ですね。

スコールはいつ降るかわからないので、降ってきたらおとなしく屋根があるところに避難してください。

 

 

服装

f:id:eripyonpyon:20190203020639j:image

基本的には夏と同じ服装でをお勧めします。

また日差しが強いので、帽子やサングラス、日焼け止めは必要だと思います。また、遺跡"プノンバケン"では、服装のチェックがあるようで、膝の出るスカートやショートパンツ、肩がでるノースリーブも禁止のようです。ですが、外国人観光客などはショートパンツ、タンクトップの方などいるようなので必ずしも守らなければいけないものではないのだと思います。 

ですが、服装は男女ともに、半袖、膝が隠れる丈のパンツ(ズボン)、歩きやすい靴、帽子やサングラスを着用する事が望ましいと思います。

 

また薄着になるので蚊によって感染する『デング熱』には十分注意して下さい。数年前に日本でも話題になったウイルス性感染症です。特別な治療薬、ワクチンなどはないので、感染しないよう虫よけスプレーや蚊取り線香などで刺されないようにする事が一番だと思います。

 

 

まとめ

アンコールワット周辺にも遺跡がたくさんあり、1日で全ては回れないので2、3日かけて観光する事をおすすめします。またデング熱の他にもジカ熱など感染する可能性もあるので、十分注意し対策をして楽しんで下さい♪

 

サイドバー固定